名言と解釈 ~「真・善・美」イデア論 プラトン~

自分に打ち勝つことが、

最も偉大な勝利である。

プラトン

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ギリシアの偉大な哲学者であるソクラテスの弟子であるプラトン

その人もまた偉大な哲学者でした。

彼が唱えたのはイデア論

全ての事物には、その本質であるイデアが存在するとし、

現実に見ているのはその影であるというのが簡単な概略です。

ユークリッド幾何学における点や線をイメージするとしっくりくるかもしれません。

点の定義とは、部分のないもの。

線とは、幅のない長さ。

僕たちが点や線を描くときには部分も幅もありますよね。

つまりは定義がイデアであり、現実はその影なのです。

物事の「真・善・美」を表した理想の姿であるイデア

その考え方はキリスト教にも影響しましたし、

プロティノスを始祖とする新プラトン主義なども発展しました。

また、彼が創始した学園アカデメイアでは多くの思想家たちも生み出しています。

そんな偉大な哲学者の名言を、僕の個人的な解釈付きで見ていきまっしょい!

偉大な人物たらんとする者は、自分自身や自分に属するものをではなく、正しいことをこそ愛すべきなのだ。

レッテルや権威で、自分は偉大だと思っているような人は

本当の偉大な人ではないのです。

社会的に認められることも確かに重要かもしれません。

しかし、肩書がなくなると自分の存在価値が分からなくなったり、

肩書がついたことで慢心して、変に高い自己愛を持ったりするのは

愚かです。正しいことを愛し、その結果の名誉なら良い。

でも名誉を得てからも正しいことを愛しましょう。

それが偉大な人物であり、名誉なのですから。

驚きは、知ることの始まりである。

最近驚いていますか ?

「なんで!?」

と思うことは何かを知ること、好奇心の最初のステップです。

人は驚きがあったり、謎があるものに惹かれます。

そして納得する答えを知りたくなります。

社会心理学者のロバート・チャルディーニさん(影響力の武器などが有名)も

ミステリーこそが最も人を引き付けると言っていますし、

ノーベル賞も受賞した物理学者のファインマンさんも、

驚きを失えば人生のいろどりは失われると言っています

(正確な文言は覚えてないです)

「なぜ」を問うこと、疑問を持つこと、驚きを失わないこと。

 これが好奇心を高め、知識を深めるのです。

無理に強いられた学習というものは、何ひとつ魂のなかに残りはしない。

前々回くらいの記事にも書きましたね。

mutimutinoti.hatenablog.com

mutimutinoti.hatenablog.com

勉強でも何でも、やらされてる感、受動的な気持ちになった時点で

自分の身になりません。それに続けることも難しいでしょう。

興味をもって自分事にしていくからこそ人は学べるのです。

魂の中に残せるのです。

だから、やらなくちゃいけないことも、

やるための理由、価値や意味を見つけましょう 。

何ひとつ魂の中に残したくないなら別ですが…

賢者は、話すべきことがあるから口を開く。愚者は、話さずにはいられないから口を開く。

 これはコミュ障無口内向型の僕の座右の銘にしたいですね(笑)

そうです。賢者は必要な時以外は口を開かないのです。

必要ないときにしゃべる意味はないのです。

だれに対しても、不正を不正でもって、悪を悪でもって、埋め合わせしてはいけない。よしんば、その相手にどれほど苦しめられていようとである。 

 これはプラトンの言葉の中でも非常に好きな言葉ですね。

 どんなにひどいことをされても、同じ手段で返したら相手と同じです。

復讐はさらなる復讐を生むでしょう。

弱いものほど相手を許すことができない。

許すことは強さの証だ。

マハトマ・ガンジー

己の欲せざるところ人に施すことなかれ。

 ー孔子

これで終わりにします!

最後まで読んでいただき誠に感謝です!

 参考、関連

プラトンの名言・格言。西洋哲学の祖の言葉 | 癒しツアー | Page: 4

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