科学的勉強の仕方・方法。 学習学とは?(1) 最新科学が明かす勉強法

「財布を空にして頭の中に入れてしまえば、

誰もそれを取り出すことはできない。

知識に対する投資は、

常に一番の利益を生み出します」

ベンジャミン・フランクリン

ãå­¦ã³ãã®ç»åæ¤ç´¢çµæ

巷にあふれる勉強法や、独学法。

果たしてそれは本当に効率的な勉強法なのか。

自分がいつもしていた勉強法、先生がから教わった勉強法などは、

経験に基づいています。しかし、エビデンスはあるでしょうか?

勉強法はそれぞれ自分に合った方法を探しましょう。

そんなことが常識だと思っているかもしれません。

しかし実は、科学的に効率の良い記憶の仕方や、勉強方法は、

近年の脳科学の発展などによって確立されていたんです!

学習についての学問、学習学。

そんな最新の知見をまとめた『Learn Better』という本の要約(6つのステップ)と、

他の本との共通点などを見ていこうと思います。

よろしくお願いします!

Learn Better――頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ

 

Learn Better――頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ

 

【ステップ1】価値を見出す

学びたいと思わなければ学ぶことはできない。

専門知識を習得するには、そのスキルや知識に価値があるとみなさなければならない。

さらに、意味づけを行わなければならない。

学習とはすなわち対象の意味を知ることである。

本文からの引用です。

端的に言うと本当にこの通り。

なぜ意味や価値が重要なのか。

人が学ぶとき最も重要な事は、集中力です。

その集中力を引き出すのがモチベーション。

そのモチベーションを生み出すのが、そう!

意味であり価値なんです。

「歴史なんて学ぶ意味あるん?」

「数学とか将来使わんしw」

「英語?ワシは日本で暮らすし」

こんな感じで勉強したところで身につくはずもなく(昔の自分へ届け)。

人は何をするにも意味が無ければ頑張れないんですよねー。当たり前か。

なので、勉強の為にはまず、学ぶことの意味や価値を明確にしましょう。

読書なんかでもそうですね!

なぜこの本を読むのか。読む意味や価値は?

それがあるのと無いのとでは、

集中力や記憶に残る量が全然違います!

この本の中では、

マインドセットについても触れています。

要は能動的に学習に取り組むこと。

人は興味のあるもの、重要度の高いもの、感情が揺さぶられるもの以外は拾ってこないんです。脳は情報を取捨選択しています。かなり絞ってるんですよね。

だから、何か意味を見つけましょう!

[ステップ2]目標を決める

知識を習得する初期の段階においては、集中が重要だ。何を学びたいのかを厳密に見きわめて、目的と目標を設定しなければならない。

まずは学ぶことの目的を考えましょう。

何のために学ぶのか。何を得るためか。

そして、目標を設定します。

自分の知っていることや出来ることよりも

少し難しめの目標設定がベストです!

ドラクエポケモンのレベル上げみたいなイメージ。

そして、もう一つ重要な要素として著者は、

メタ認知を挙げています。

メタ認知とは、思考についての思考のこと。

何かをしている(ここでは学んでいる)最中に、思考している自分を俯瞰的に認識し、自分がどう理解するのか理解することを指します。

さらに、その中で二つの面を挙げています。

一つは計画。

どうしたら前に進めるか?目的は?

もう一つはモニタリングです。

今自分は進めているか?

なぜ今これをしているんだろうか?

メタ認知を行うことは、常に目標を意識する事でもあります。そして、自分の位置を知ることでも。

敵を知り己を知れば百戦危うからず。

地図も目的地と現在地がわからなければ進めません。

自分の位置と目標は明確に意識しましょう!

 

[ステップ3]能力を伸ばす

練習にも、他人と差がつく力をつけられるようなものがある。学習のこの段階では、スキルを磨き、パフォーマンスを向上させることに特化した手段を講じる必要がある。

目標、目的を定め、そこにしっかり意味を見出したら、能力を効率よく伸ばす方法です。

それがフィードバック苦労です。

フィードバックには内部からのフィードバックと

外部からのフィードバックがあります。

内部からはメタ認知と似ています。

というかほぼ同じ?

上手くいったか?

失敗したなら要因は?

次はどうしたらいいか?

こういったことを自分に問いましょう。

外部からのフィードバックも重要です。

自分では気づかないような癖や間違い、逆に上手くできていた部分などを指摘してもらいましょう。

PDCAを素早く回すことが成長に繋がります!

もう一つの要素として、苦労を挙げました。

人は苦労をしたことの方が、記憶に残るんです。

 具体的に学習法で一番の成果を上げているのが

「検索学習」という方法。

検索というのは、脳内で検索することを指します。

つまりは、記憶を思い出すことです。

人は思い出すという作業をする事で、一番記憶に定着することが分かっています。

そこに苦労という負荷がかかることで、さらに効率が高まるんですね。

というか、簡単に思い出せるものは記憶する意味ないですね(笑)

 この辺の勉強法に関しては、こちらの本もめちゃくちゃ参考になります。

使える脳の鍛え方 成功する学習の科学

 

使える脳の鍛え方 成功する学習の科学

 

能力をのばすためには、フィードバックと、苦労。

要チェックです!

ちょっと長くなってしまったので続きはまた明日にします!

次回のステップ4からもよろしくお願いします。

更新しました!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です