小説を出版しました!紙まで出せるのはマジ神。Amazonすごい。

この度、僭越ながら小説を出版しました!
このブログでも掲載していた『海風』というタイトルでAmazonにて販売してます。
話の大筋は同じですが、もともと5万文字だったのが8万文字くらいになりました。
そして、かなり稚拙だった表現や矛盾してしまっていた部分も修正したので、いくらか読める小説にはなっていると思います。
若輩者ですが、今までの僕の人生を込めて書き上げたので、もし縁ある方は手に取ってもらえたらギガント嬉しすでございます(書き上げたあと熱を出しました)。
さらに、レビューとか感想をいただけたらもう感無量です。人生で最も頑張ったことなので褒められると飛び跳ねて喜びます(もちろん忖度なしのご意見もしっかりと受け止めさせていただきます)。

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小説の内容

◆完全独力で執筆(執筆・編集・表紙デザイン)の処女作
「海まで歩こう」
何かの啓示のように頭を掠めたその思考は、なぜか心にしっかりと触れて、確かな感触を持って留まった。フラフラと飛んでいた間抜けな鳥が止まり木を見つけたように。どうせならあの砂浜まで歩こう。そうしたら僕にも、彼女が言っていた海風が分かるかもしれない。そして、愛とは何なのかも。(本文より引用)

「バイト、大学、読書」という定型の生活を送る大学生の”僕”
突然話しかけてきて「友達」になった”彼”や、
別れてしまった”彼女”との日々によって、
”僕”の人生に不確実性と彩りが与えられていく。
僕だけが知らない3人の秘密。徐々に明らかになる事実とは?

とは何か」「生きるとは何か」「自分とは何か」

ごちゃごちゃに絡まった糸を解きほぐし、
本当の自分本物の世界を見つける物語

という感じになっております。「愛」「自分」「生とは」「死とは」といった哲学的な内容が根底にあるテーマです。僕自身がそういったことを考えるのが好きで、登場人物たちにかなり代弁させていました。といっても書いている中で僕の方が登場人物たちに教えられることもあったので、小説を書くのは楽しいですね。

小説に込めたもの

正直に言えば、書き始めた時はなんとなく、
「小説といふものを一度は書かんと欲す」
てな感じで、開拓をしていたUMIKAZEという場所にちなんで『海風』というタイトルを先につけました。一話ずつも本当に思いつきで、パソコンの前に来て書きながらプロットとかも考えていて、
「とりあえず歩かせてみるかー」
「とりあえずなんか人を登場させとくかー」
「とりあえず死んでもらうかー」

と気まぐれなる神の一声によって、色々と無責任で鬼畜な所業を繰り返していたわけなんですが、段々と話のオチだけ決まり、その過程で自分でも考えていなかった登場人物やセリフも飛び出してきたような感じで、なんだか勝手に物語が進んでいく感覚は面白かったです。

”処女作にはその作家の全てが表れる”
とはどこかで聞いたんですが、確かにこの『海風』は僕の趣味をふんだんに盛り込んだ作品でもあり、自分の人生で学んだことを込めまくりました。個人的に好きな本の要素として哲学的なテーマ、名作からの引用、メタ的な表現、細かい伏線やその回収、いろんなメタファーや比喩表現、考えさせられる問い、読み直すと新しい発見がある……みたいなものは意識して取り入れました。ただ、書いていたものを何度も推敲していると、自分ではもう面白いのかどうかわからなくなってきますね。とんでもない傑作のような、ものすごい駄作なような、両極端な自分の声が聞こえてきます。誰か読んで感想を教えてくれー!!という丸投げをしたくなります。だけど、今ではとても面白いものが書けた!と個人的には思っています。そうしないと読んでもらう人に失礼な気もして。とにかく全力は尽くしたわけだし、もう人事を尽くして天命を待つという心地です。

たくさんの本を読んできて、たくさんの人と出会って、たくさんの経験をして、たくさんの価値観を知って。そんな中で、自分とひたすら向き合ってきました。本当に毎日せっせとそればっかりでした。幼少期からめちゃくちゃ拗らせてきたのですが、なんとか今は後悔のない人生を歩めています。その拗らせた心情も小説の中では吐露しまくっていますし、逆に、考えて、もがいて得た「こう生きようみたいな人生の指針」とかそういったものも込めました
僕は押し付けるのは嫌いなので、こう生きようぜ!みたいなことは言わないんですが、読んだ人の心に何か響くものであったり、感情を動かされる言葉だったり、気づきや発見、こんな価値観もあるんだなって思ってもらえるようなものが書きたいと願ってこの小説を書きました。
僕自身が本を通じてそういうものを与えられ、とても生きやすくなったので、自分も与えられるようなものが書きたかったんです。読んでくれた人にとってそんな本となってくれたら本当に嬉しいです。死んでも悔いはないです。本当に。

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さいごに

26年という短い人生ですが、本当に多くの経験ができた人生だなーと思っています。
そしてやってきたこと全て含めて、結局、自分はどう生きたいんだろう?と何度も考えて、今は迷いもなくなりました。

とにかく今は、本もいいけど旅を通して世界を感じたいなと思っています。そして、気づきや学びを文章として本にすることが生き甲斐かなと。実際、それ以外そんなに人生を賭けてやりたいことはないんですよね(恋人は探したい……童○で死ぬのはちょっと悔いが残るかもしれない)。人生を楽しく生きようと思ったらここに行き着きました。なので、これからも文章は書き続けます。あたたかく見守ってくれている皆様。本当にありがとうございます。これからも良ければ見守ってください。

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